
遺品整理と特殊清掃は、どちらも故人の住まいを片付ける作業ですが、その内容や目的には大きな違いがあります。
本記事では、それぞれの違いや特殊清掃の具体的な流れ・料金相場について詳しく解説します。ご遺族の心の負担を軽減し、安心して依頼できるよう、必要な情報をわかりやすくご紹介します。
クリーンメイトでは、遺品整理士資格だけでなく、都道府県知事許可 塗装工事業、内装仕上工事業の許可など様々な資格を保有しておりますので、安心してお任せください。
■参考
これまでたくさんのお客様から口コミを頂いております。
是非ご覧ください。
もくじ
遺品整理と特殊清掃の違い
まずは、遺品整理と特殊清掃の違いは何かについてみていきましょう。
遺品整理とは?
遺品整理とは、故人が生前に使っていた持ち物や家具、家財などを整理・処分・分別する作業のことです。
ただの片付けではなく、形見分けや相続に関わる重要な書類・貴重品の仕分け、思い出の品への配慮など、精神的な要素も含まれます。
遺族自身が行うこともあれば、専門の遺品整理業者に依頼することもあります。
特殊清掃とは?
特殊清掃とは、孤独死や事故死、自殺、事件などで発見が遅れた現場の清掃・消毒・脱臭を行う専門的な作業です。
遺体の腐敗に伴う体液や臭気、害虫の発生など、通常の清掃では対応できない状況に対処します。
作業には専用の防護服や薬剤、機材が必要で、専門知識を持つ業者にしか対応できません。
・汚染物の除去
・消臭・脱臭作業
・害虫駆除
・原状回復作業
特殊清掃流れ
遺品整理と特殊清掃は全く別の作業であるということがわかりましたね。
特殊清掃が必要な現場は臭いがひどかったり、最近が繁殖していることも多いため
自分たちで作業することは到底おすすめできません。
特殊清掃も行っている遺品整理業者に依頼し、部屋の清掃や除菌、脱臭から遺品の整理、処分まで一括で依頼しましょう。
遺品整理と特殊清掃の違いがわかったところで、今度は実際の作業がどのようにして行われるかを知りましょう。
次項では弊社クリーンメイトで実際に施工した作業例を使って、作業内容を紹介します。
費用感の参考にもしてください。
特殊清掃依頼の流れ
孤独死から1ヶ月後に発見された叔父様の遺品整理と特殊清掃
エリア:兵庫県
間取り:2DK
作業人数:10人
作業時間:約24時間
作業金額:379,500円(税込)
施工内容
・家財梱包搬出
・ルームクリーニング
・汚染箇所解体
・クロスCF剥離
・消臭作業
状態:死後約1ヶ月が経過、室内には強い腐敗臭が立ちこめ、害虫も発生
1日目
現場確認と初期対応(作業員2名)
防護服・マスク・ゴーグルを装着し、安全対策を徹底した上で作業をスタート。
玄関を開けた瞬間から、強烈な腐敗臭とともに、ハエやウジ虫などの害虫が多数発生している状態
▼
まずは臭気と害虫の拡散を防ぐため、各部屋のドアや窓を適切に開放・封鎖しながら、殺虫処理と脱臭剤の初期投入
▼
家財の仕分け作業もスタート
貴重品や重要書類がないか丁寧に確認し、ご依頼主様へLINEで逐一報告しながら、必要な品は着払配送手配
2日目
家財の本格搬出と汚染箇所の解体(作業員6名)
本格的な搬出・解体作業スタート
冷蔵庫、洗濯機、タンス、ソファーなどの大型家具書籍・衣類・日用品など多数の小物類を丁寧に梱包・搬出
3階からの階段作業であったため、安全性を第一に、養生を施しながら作業
共用部や通路の掃除も並行して実施し、近隣住民の方へのご迷惑を最小限に
▼
ご遺体が発見された場所は、体液による床下への浸透が著しく
・フローリング材の剥離
・下地部分の解体・撤去
・壁クロスおよびクッションフロア(CF)の除去
を実施
▼
除菌剤を噴霧後「臭いの根源に直接アプローチする処置」を重点的に
大掛かりな機械設備が必要なくより安全に異臭を除去する革新的な工法で消臭作業を行う
3日目
ルームクリーニングと最終確認(作業員2名)
・キッチン、トイレ、浴室などの水回り清掃
・床・壁・サッシ・窓などの簡易クリーニング
・消臭効果の確認とオゾン処理の仕上げ
アパート全体に漂っていた臭気もほぼ完全に除去され、原状回復に近い状態へ仕上げ終了
特殊清掃の費用相場
ここまで読んでいただければ、特殊清掃はプロに任せるべきだということがわかっていただけたかと思います。
しかし、一番気になるのは費用がいくらかかるかということですよね。
まずはざっくりとした費用の相場を知っておきましょう
孤独死の特殊掃清掃にかかる費用は
一般的に
8万円~70万円ほどが相場です。
さらに詳しく、間取り・作業内容別にみていきましょう。
■間取り別 費用相場
1K~1R(約18~23㎡) 約80,000円~300,000円
1DK~3LDK(約25~40㎡) 約200,000円~400,000円
4DK~(約70㎡~) 約300,000円~600,000円
家財量が多いお部屋(ゴミ屋敷など)の特殊清掃 要見積り
表を見てわかる通り、基本的に費用は部屋の大きさに比例して高くなります。
■作業内容別 費用相場
つづいて、作業内容別の費用相場を見ていきましょう。
約33,000円~100,000円
約49,500円~100,000円
(体液・血液や沈殿した骨・髪などの除去も含む)
・約11,000円~30,000円
約7,700円~
約3,300円~9,000円/枚
約11,000円~50,000円
※1Kもしくは1Rの広さを基にした料金目安です
特殊清掃には清掃作業以外にも消臭や除菌など様々な作業があるとわかりますね。
しかし、すべての作業が必ずしも必要という訳ではなく、現場の状況によって作業内容は違ってきます。
例えば、血液・体液などの汚れが建材にまで染み込んでいた場合、程度や範囲によって清掃だけでなく原状回復工事が必要となる可能性があります。
その場合には、清掃作業+解体工事+消臭作業といったように、必要な作業に合わせて費用は変動していくのです。
そのため、汚染されたエリアが広いと特殊清掃にかかる費用は増加してしまいます。
少しでも安く抑えるコツはある?
安く抑えるコツはあります!
- 複数の業者から相見積もりを取る
基本ですがとても効果的な方法です。
業者によって料金設定や作業内容が異なるため、3社以上から見積もりを取り、費用と内容を比較しましょう。
極端に安い業者には注意が必要ですが、適正価格を見極めるためには必須です。 - 不要なオプションを省く
消臭や害虫駆除、リフォームなどはオプション扱いの場合が多く、必要がなければカットできます。見積もり時に項目ごとの説明を受け、本当に必要な作業だけを依頼しましょう。 - 早めに対応する
発見が遅れた場合、腐敗や害虫の発生が進行し、清掃範囲が広がることで費用も高くなります。早期に対応することで、清掃の手間や薬剤使用量を抑えられ、費用も軽減できます。 - 自治体の支援制度を確認する
一部の自治体では、孤独死などの特殊清掃に対して補助金や支援制度を設けている場合があります。
事前に役所に問い合わせることで、助成を受けられる可能性があります。
費用を抑えるには、「情報収集」と「早めの対応」が鍵です。不明な点は業者にしっかり質問し、納得のいく形で契約を進めましょう。
特殊清掃ならクリーンメイトにおまかせください!
本記事では、遺品整理と特殊清掃の違いは何?流れや料金についてわかりやすく紹介という部分に焦点を当てて解説しました。
【内容まとめ】
・遺品整理と特殊清掃は異なるサービス 特殊清掃は孤独死や事故死現場の清掃・消毒・脱臭を行う専門的な作業
・作業は段階的に進行 初期対応(殺虫・脱臭)→家財搬出・汚染箇所解体→ルームクリーニング・最終確認の3段階
・費用を抑えるコツがある 複数業者からの相見積もり、不要オプションの省略、早期対応、自分での遺品整理、自治体支援制度の確認が有効
特殊清掃を行う際、まずは故人に対する供養の気持ちを大切にしていただき、家族や親族にとって一番いい方法を取ってもらいたいと思っております。
ですが、特殊清掃についてお悩みでしたら、のプロである私たち業者にまずはお気軽にご相談くださいませ。
現在悩まれている方にとって本記事の内容がお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
■参考
これまでたくさんのお客様から口コミを頂いております。
是非ご覧ください。
■関連HP
特殊清掃(クリーンメイト特殊清掃専門HP)についての詳しい内容はこちらもご覧ください。

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