
現代社会で深刻な社会問題となっている孤独死。
高齢化社会の進展とともに、一人暮らしの高齢者が自宅で亡くなり、発見が遅れるケースが年々増加しています。
賃貸物件で孤独死が発生した際に避けて通れないのが、特殊清掃の問題です。
特に、「誰がその費用を負担するのか」というのは大きな関心ごとではないでしょうか?
本記事では、孤独死における特殊清掃費用の負担者や孤独死を未然に防ぐための対策方法について解説します。
クリーンメイトでは、遺品整理士資格だけでなく、都道府県知事許可 塗装工事業、内装仕上工事業の許可など様々な資格を保有しておりますので、安心してお任せください。
■参考
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是非ご覧ください。
もくじ
孤独死の特殊清掃にかかる費用は誰が払う?

賃貸物件において、孤独死が発生した場合、その物件を原状回復するためには特殊清掃が必要となります。
なぜなら、死後しばらく経ってから発見されるケースが多く、遺体の腐敗によって発生する体液や臭気の除去には、、専門的な消毒・消臭作業が必要で、通常のハウスクリーニングでは対応できないからです。
では特殊清掃にかかる費用は誰が払うのでしょうか?
気になる費用の支払い対象者は、基本的に以下の順序となります。
それぞれについて詳しく説明していきましょう、
1:連帯保証人
連帯保証人とは、
故人が部屋を借りる際に、連帯保証人に名前を連ねた人のことです。
連帯保証人には借り主と同じように、賃貸借契約に基づいて「原状回復の義務」があります。
そのため、借り主が亡くなった場合、原状回復するための特殊清掃費用は、連帯保証人が負担するということになります。
2:法定相続人
法定相続人とは、故人の財産(遺産)を法律に基づいて相続できる人のことで、民法で下記のように定められています。
・配偶者(必ず相続人)
・子供(第一順位)
・両親(第二順位)
・兄弟姉妹(第三順位)
相続とは、亡くなった人の財産だけでなく、借金や保証債務などの「負債」も含めて引き継ぐことを意味します。
そのため、連帯保証人が亡くなるなどして責任を果たせなくなった場合、支払義務は相続人に移ります。
3:物件の持ち主
物件の持ち主とは
大家さんなど、物件の所有者を指します。
基本的に費用を支払うのは連帯保証人か遺族(法定相続人)ですが
状況によっては、物件の持ち主も費用を負担する場合がありますので注意してください。
特殊清掃にかかる費用はどれぐらい?

では、特殊清掃にかかる費用とは一体どれぐらいなのでしょうか?
以下は弊社クリーンメイトの料金表です。
費用感がどのぐらいのものか見てみてください。
◆サービス別料金
【作業内容】 | 【目安料金】 |
床の特殊清掃 | 33,000円~ |
浴室の特殊清掃 | 49,500円~ |
コンクリートの特殊清掃 | 38,500円~ |
汚染品処分費 | 7,700円~ |
消臭剤・除菌剤・消毒剤の噴霧 | 11,000円~ |
オゾン脱臭作業 | 11,000円~ |
畳の撤去(1枚) | 3,300円~ |
コンクリートの臭上防剤塗布 | 8,800円~ |
フローリングの臭上防剤塗布 | 11,000円~ |
※詳しい費用は下記の公式HPをご確認ください |
これらはあくまでも目安です。
なぜなら、特殊清掃は現場の状況次第で料金が変動するからです。
ここからは、料金が高くなるのはどんな場合かなのかを解説していきましょう。
孤独死の特殊清掃費用が高くなるケース
基本的に遺体の発見までに時間がかかると、費用は高くなります。
遺体の腐敗が進行すると、
体液や血液が床や壁に広く浸透してしまいます。
そうなると、畳やフローリングだけでなく、下地材・コンクリートまで解体・交換が必要となるので費用は高くなってしまいます。
その他、
■夏場など高温多湿な環境だった場合
気温が高いと腐敗が早く進み、死臭や害虫が大量に発生
専用の消臭作業・オゾン脱臭機・害虫駆除が必要になる
■室内がゴミ屋敷・汚部屋だった場合
遺品整理・ゴミ処分に加えて、清掃作業が難航
ゴミの中に体液がしみ込んでいた場合、分別や処分に時間とコストがかかる
■マンション上階などで漏れがあった場合
体液が下の階に漏れ出して階下の部屋まで被害が及ぶ
被害範囲が拡大し、オーナーや他住民とのトラブル対応も発生
このような場合も費用は高くなってしまいます。
孤独死への備えと対策

上記からもわかるように、孤独死の発見が遅れれば遅れるほど特殊清掃費用は高くなってしまいます。
それだけではなく、精神的なダメージも大きくかかってしまいます。
これは家族や借主に独居の高齢者がいる人にとっては深刻な問題でしょう。
そこで、孤独死を防ぐために個人でできる様々な備えを紹介したいと思います。
オーナー・管理会社側ができる対策
■見守りサービスの活用
センサー型の安否確認システムを設置しておくと、一定時間動きが検知されないと自動で家族や緊急連絡先に通知されるものです。
費用は月額数千円程度のものが多いので比較的導入しやすいのではないでしょうか。
■緊急連絡先の複数確保
契約時に家族・友人など2名以上の緊急連絡先を登録してもらうようにするのも大事です。
■孤独死保険
孤独死による特殊清掃費用・原状回復費用・遺品整理費・家賃の空室損失などを補償する保険に入っておくこともおすすめです。
入居者側ができる対策
■近隣住民との関係構築
ご近所との適度な関係性を築いておくようにしましょう。
挨拶程度の日常的なコミュニケーションがあれば、異変に気づいてもらいやすくなります。
■定期的な連絡体制の確立
家族や親しい友人と定期的に連絡を取る習慣をつけることも大切です。毎日でなくても、決まった曜日に電話やメールをする、SNSで近況を報告するなど、自分に合った方法で継続できる連絡体制を作りましょう。
■見守りアプリやスマート家電の活用
見守りアプリは、入居者の生活リズムをスマホで遠隔確認し、異常があれば家族や管理者に通知します。
スマート家電は、人感センサーや電気・水道の使用状況を感知し、長時間動きがない場合に知らせる仕組みがあります。
これらを活用することも有効な手段です。
■緊急時の備え
万が一の場合に備えて、緊急連絡先や重要な情報をまとめておくのもよいです。
冷蔵庫や玄関などの見つけやすい場所に、家族の連絡先、かかりつけ医、服用している薬などの情報を記載したメモを貼っておくと、発見した際の対応がスムーズになります。
孤独死対策には日頃からの準備と周囲とのつながりづくりが重要です。
特殊清掃はクリーンメイトにおまかせください!
本記事では、賃貸物件で孤独死が起きた場合の特殊清掃費用は誰が負担する?という部分に焦点を当てて解説しました。
【内容まとめ】
・孤独死による特殊清掃の費用は、主に連帯保証人、次に法定相続人、最終的に物件の持ち主が負担する。
・特殊清掃費用は遺体の発見が遅れるほど費用が高くなる傾向がある。
・その他費用が高くなるケースには、夏場の高温多湿、ゴミ屋敷化した部屋、体液の階下への漏れなど
・孤独死を防ぐためには近隣とのコミュニケーション、定期的な連絡体制の確立、見守りアプリや保険の活用が効果的
特殊清掃を行う際、まずは故人に対する供養の気持ちを大切にしていただき、家族や親族にとって一番いい方法を取ってもらいたいと思っております。
ですが、特殊清掃についてお悩みでしたら、のプロである私たち業者にまずはお気軽にご相談くださいませ。
現在悩まれている方にとって本記事の内容がお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
■参考
これまでたくさんのお客様から口コミを頂いております。
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■関連HP
特殊清掃(クリーンメイト特殊清掃専門HP)についての詳しい内容はこちらもご覧ください。

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