
台風や集中豪雨の影響で住宅の床下まで水が入り込む「床下浸水」の被害が増えています。
自宅が浸水すると、床や壁の腐食、カビの発生、電気設備の故障など、見た目以上に深刻な被害が生じることがあります。
そんなとき、多くの方が真っ先に思い浮かべるのが「火災保険で補償されるのか?」という疑問ではないでしょうか。
しかし実は、床下浸水では火災保険の補償が受けられないケースが多いのです。
本記事では、床下浸水で火災保険が出ない理由や、保険金が出なくても受け取ることのできるお金について解説します。
床下浸水では火災保険が出ない?
意外かもしれませんが、火災保険に「水災補償」を付けていても床下浸水だけでは保険金が支払われないことが多いのです。
では、火災保険に付けられる「水災補償」って、どんな被害をカバーしてくれるのでしょうか?
次項で詳しく説明しましょう。
火災保険「水災補償」でカバーされる被害
水災補償でカバーされるのは主に以下のようなケースです。
■補償の対象となるもの
・建物本体(住宅)
・家財(家具・家電など) ※加入時に家財も対象にしている場合に限ります。
<<注意>>
すべての火災保険に水災補償が含まれているわけではありません。
水災補償を外すことができるプランもあるため、契約内容を確認しましょう。
そして、多くの保険では、以下のような条件を満たさないと保険金が支払われないことがあります。
・床上30cm以上の浸水
・建物または家財の損害額が時価の30%以上
軽度な被害、つまり床下浸水は補償の対象外となってしまうというわけです。
床下浸水でも受け取れる可能性のあるお金
しかし!!
保険金の出ない、「床下浸水」でも受け取ることができるお金もあるのです。
もらえる可能性のあるお金はこちらです。
◆災害見舞金・浸水被害見舞金
多くの市区町村で、床下浸水など軽度の被害でも支給される場合があります
金額は自治体ごとに異なりますが、数万円~数十万円程度
◆被災者生活再建支援金(国の制度)
床下浸水は「半壊未満」扱いになることが多いですが、条件次第で少額の支援が受けられる場合があります
◆住宅改修・防災対策の補助金
床下浸水の再発防止や乾燥対策の工事に対して、一部助成が出る自治体もあります
<<補助金を受けるポイント>>
◆まずは自治体に問い合わせましょう
→ どの程度の浸水で支給対象になるか等確認してください。
◆浸水の状況を記録すること
→ 写真や動画、日時を残すことで申請がスムーズになります。
◆申請期限を守ること
→ 災害関連の補助金は期限が短い場合が多いため注意してください。
このように自治体の補助金や国の支援制度を活用すれば、「床下浸水」でも一定の費用をカバーできる可能性があります。
被害状況をしっかり記録して、早めに自治体へ相談することが大切です。
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本記事では、床下浸水では火災保険は出ないって本当?理由や補償を受ける方法について解説という部分に焦点を当てて解説しました。
【内容まとめ】
・火災保険では床下浸水が補償されないケースが多い
・水災補償でカバーされるのは床上浸水や大規模な水害
・床下浸水でも受け取れるお金がある
水害復旧についてお悩みでしたら、プロである私たち業者にまずはお気軽にご相談くださいませ。
現在悩まれている方にとって本記事の内容がお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。



















・台風や大雨で床上浸水した
・河川の氾濫で建物が水につかった
・土砂崩れで家が損壊した
・大雨による地盤の沈下や傾き など