
まず押さえたいポイント
空室で気になる臭いがある場合、芳香剤で隠してから内見を進めるより、発生源を確認することが先です。排水設備、残置物、建材、過去の汚損など原因はさまざまで、臭いだけで特殊清掃の必要性は決められません。いつ、どこで、どのような臭いを感じたかを記録し、管理担当者と清掃会社で調査範囲を共有しましょう。
もくじ
臭いの記録を残してから相談する
「部屋が臭う」という情報だけでは、調査する場所を絞りにくくなります。玄関に入った直後、収納を開けたとき、室内が暖かい日など、臭いを感じた条件を記録します。設備を動かしていない状態と、普段の使用条件で違いがあるかも、分かる範囲で伝えると役立ちます。ただし、原因が不明な機器を確認目的で通電しないでください。
空室の臭いには、排水口や封水の状態、長く置かれた家財、たばこ、ペット、漏水など複数の要因が考えられます。管理会社が把握している修繕履歴や直近の清掃内容も整理し、原因を決めつけずに共有することが大切です。
現地調査は、部屋全体と気になる場所を分ける
調査では、室内全体の状態と、特に気になる箇所の両方を確認します。表面だけの汚れなのか、収納や設備の内部にも影響があるのかによって、必要な作業が変わります。臭いがする場所を指さして終わりにせず、確認した範囲と確認できなかった範囲を説明してもらいましょう。
建材の内部や設備の点検に、管理者の許可や別の専門業者が必要な場合もあります。通常清掃で対応できる部分、特殊清掃を検討する部分、修繕担当者へ引き継ぐ部分を区別すると、作業の重複を減らせます。すべての臭いに同じ消臭方法が適するわけではありません。
内見日から逆算し、清掃と確認を分ける
内見までの日数が短くても、消臭作業が終わった時刻をそのまま使用再開の時刻にしないことが大切です。使用する薬剤や機材、乾燥、換気、再確認の工程によって、入室できる条件は異なります。作業予定日だけでなく、管理担当者が確認する日を含めた日程を相談しましょう。
見積書では、残置物の処理、洗浄、消臭、部分撤去、設備点検などの範囲を確認します。調査で原因を特定できない場合は、次に何を調べるのか、追加作業を誰が承認するのかも決めます。「内見日に間に合わせる」という要望を伝えつつ、原因確認を省略しない計画にしてください。
作業後は、説明できる記録を残す
作業前後の写真、対応した場所、使用した方法、引き渡し時の確認内容を保存します。臭いの感じ方は人や条件によって異なるため、「一度入ったら気にならなかった」だけで完了とせず、清掃会社と確認条件を共有することが役立ちます。臭いが戻った場合の連絡先や再調査の扱いも、契約前に確認しておきましょう。
設備の故障や建物の損傷は、清掃の完了とは別の確認が必要です。管理担当者、清掃会社、修繕業者がそれぞれ何を確認したかを残すと、次の担当者へも説明しやすくなります。
よくある質問
芳香剤を置けば内見を進めてもよいですか?
芳香剤では原因の確認ができません。臭いの出方を記録し、管理者と対応方針を相談してから進めましょう。
臭いがあれば必ず特殊清掃が必要ですか?
必ず必要とは限りません。設備由来の臭いなどもあるため、現地調査で清掃と修繕のどちらが必要かを確認します。
空室の臭いの相談はクリーンメイトへ
内見や物件の引き渡しを控えて臭いが気になる場合は、お問い合わせ・お見積り依頼からご相談ください。建物の状況とご希望の日程をお伝えいただくと、確認事項を整理しやすくなります。





















