
まず押さえたいポイント
実家に物が増えていることに気づいたときは、本人を責めるより、安全に暮らせる場所を一緒に確認することから始めます。まず玄関、通路、寝る場所、台所など生活に必要な範囲を見直し、どこから手を付けるか本人の意向を聞きましょう。家族の判断だけで一気に処分すると、不安や対立が大きくなることがあります。
もくじ
「なぜ捨てないの」より、困っている場面を聞く
家の中に物がたまる理由は一つではありません。体力の低下、処分方法が分からないこと、忙しさ、手放したくない気持ちなどが重なる場合があります。外から見た状態だけで性格や病気を決めつけず、「どこが使いにくいか」「何を探すときに困るか」と、日常の具体的な場面から話を始めましょう。
本人が困っていないと話す場合でも、家族が心配している点は穏やかに伝えられます。「全部片付けて」と要求するより、「玄関を開けやすくしたい」「台所の一角を使えるようにしたい」と範囲を絞ると、合意をつくりやすくなります。
安全上の問題がある場所を先に確認する
出入口や通路が塞がっている、重い物が不安定に積まれている、腐敗した物や害虫が見られるなどの場合は、無理に家族だけで作業を始めないことが大切です。足元が見えない室内では、割れ物や鋭利な物を見落とすことがあります。体調に不安がある場合や、自力で生活を保つことが難しい場合は、地域の相談窓口や支援者にも相談してください。
優先するのは物の量を減らすことだけではなく、生活を続けられる状態をつくることです。本人の生活に必要な物を残しながら、通路や使う場所を確保する計画にしましょう。危険な状態が迫っている場合は、片付けの合意形成より適切な緊急対応を優先します。
処分を決める人と、作業をする人を分ける
家族が作業を手伝う場合でも、本人の所有物を誰が判断するか確認します。残す物、処分してよい物、迷う物を分け、迷う物はいったん保留にすると、作業の途中で争いになりにくくなります。本人が選びやすいように、少量ずつ見せる方法もあります。
業者へ依頼するときは、本人の了承の範囲を伝えます。「本人の前で一つずつ確認する」「この収納には触れない」「迷う品は家族へ連絡する」など、作業ルールを先に決めてください。衛生状態に問題がある場所は、通常の片付けに加えて清掃や専門的な処理が必要か、現地で確認します。
片付けの後の暮らしまで考える
一度片付けても、ごみ出しや収納の困りごとが変わらなければ、再び物が増える場合があります。ごみの分別が分かる表示、よく使う物の置き場所、家族の連絡や訪問の頻度などを本人と相談します。新しい収納用品を増やす前に、使い続けられる方法かを確認しましょう。
家族だけで抱え込むと、片付ける側も疲れてしまいます。清掃会社、管理会社、地域の相談先など、必要な相手に役割を分担することも選択肢です。本人を尊重することと、周囲の負担を減らすことを両方考えながら進めてください。
よくある質問
本人が外出している間に片付けてもよいですか?
所有物の処分は本人の意向や権限の確認が必要です。事前に作業範囲を共有し、了承がないまま一括処分することは避けましょう。
最初から家全体を依頼しなければいけませんか?
希望する範囲を伝え、部分的な作業が可能か相談できます。安全や衛生上の理由で必要な範囲が広がる場合は、説明と見積もりを受けて判断します。
実家の片付けをクリーンメイトへ相談する
家族だけでは話し合いや作業が進めにくい場合は、クリーンメイトへご相談ください。本人のご希望、残したい物、心配な場所を分けてお伝えいただくと、作業計画を検討しやすくなります。





















